暖炉の火がパチパチとはじけた 「暖かいね」「ええ」スキーを楽しみ、レンタルした小さな家で 暖炉の傍で恋人同士は会話している。 小さな近くにあるテーブルに置いてある小さな機械からは クリスマスソングの『きよしこの夜』の音楽が流れていたのだったアメリカ風にマシュマロを棒につけて暖炉の火であぶり口にする二人の恋人たち。 「甘いね」「うふふ、ねえ、他にもサンドイッチもあったわね 果実も」「お酒はワインにブランデーピーナッツバターとべーコン、レタス入りのトーストも…あるよ」彼は微笑して言う。 「知っているかい?『きよしこの夜』はイブ前日の夜に オーストリアの小さな教会で生まれたんだよ」 パイプオルガンがネズミにかじられて壊れた」「困った副司祭さまだったけど 生まれた子の祝福を頼まれて 夜にその子の家に‥ 闇色の星空 満天の星が彼を優しく包む」「彼は聖母マリアを思わせるような母子を祝福した後その夜空を詩にして、演奏者に詩をギターでも弾けるように作曲を依頼」「次の日、ギリギリできたのがサイレントナイト きよしこの夜 原題はシュライーレ・ナハト」「ココアにしようか、それとも珈琲か紅茶?」「ホット・オレンジもいいかも」 「ワインもある チーズもね」恋人たちはそんな会話を楽しそうに 暖炉の前でしていたのだった。
そう、思えば、血の海だった。いつも、いつも、いつも……。兵士として、果てしない戦争で戦う。そうして、今の身体は…自分の機械化した身体、ただ戦うための身体。エネルギー源は魔法の力を持つ輝く石、魔法石魔法の石の力で初級クラスの攻撃くらいは使う事も可能だ。機械化と魔法の石で強化された私の身体私の大事な愛する家族や恋人、友人達は敵国の者達に血の海に沈められた殺されてしまったそうして、跡形もない廃棄された廃墟の故郷の街だから、私は戦う。「私の愛した婚約者のマリアン、父さん、母さん…友人達、私の愛しい人達」過酷な戦争の中で、戦闘で私の頭の半分を吹き飛ばされて、記憶の多くは無くしてしまった。帰りたい、帰れないあの故郷には…もう何もない廃墟の故郷この戦いが終われば、休めるのだ永遠の眠りの安らぎを約束してもらった夢の中ならば、帰れる 幸せだった過去の時間、僅かな記憶の中にいる優しい愛する人たちが待つ処へだから戦う、最後の戦いを…もし途中で この身体が敵に砕かれたとしてもそれも運命この身体は涙を流す事も出来ない。 前線の小さなベースキャンプ地で私はまた、調整と修理をする。そうして、それから…「機械魔攻兵士c1247、.調整と修理は完了だ」「了解した」機械魔攻兵レイムスはまた剣と銃を手に取る。
チャポーン チャポン、チャポン弾く、水の音が心地よい〜白い湯けむりも良い感じ!ああ、温泉は最高だな、気持ちよく、ほぐれて身体も心もほどけてゆく気分し・か・もしかもだ!なんと、なんと!なんと混浴、いわゆる野外、自然の中にある露天風呂なのだ あははははっ僕は幸せだ!素晴らしい、神さま、ありがとうございます天にも昇る気分!最高だ!綺麗なおね〜様たち、綺麗なスベスベの肌に眩しい胸の大きな膨らみとかだ!なんて素晴らしい考えるだけで楽園か天国!綺麗で可愛いおねー様とか熟女の魅力の奥様とか愛らしいお嬢様たちとの混浴‥のはずだったがだか、しかし何故かいるのは…多分、後、二十年以上若いかったら‥と思う老年の、多分、昔は美人だったはずのご年配方になぜか御猿さんとか‥山の露天風呂、ああ、最高の自然の中…あああー!何故なの〜〜!そんな!「いやあ~坊ちゃん可愛いのおお」「ふおふぉおお」「若い子の肌はスベスベ〜じやなあ!ギャハハ」「きいいきききき」おサルさん達が何か言っている‥(T_T)しくしく「あ、坊ちゃん、温泉卵とか日本酒はどうかの?」「いやあ、ダメじやよ、未成年にお酒はだめだよお きゃはは」ご年配の方がに愛されているかもしれない 僕がいる あううううう。
冬の季節 クリスマスの季節の中で 私はいつも思う雪の降る中 街のクリスマスの飾り付けは美しく何処からか誰かが引くアコーデイオンのクリスマスの曲が彩りを加えていたのだ。私の恋した…あの人、何処にいるの?幼い恋ドイツは第二次大戦後、二つに分断西ドイツと東ドイツ ベルリンには分断された大きな壁‥東から西に逃亡すれば失敗すれば銃で撃たれる事も‥処刑も‥戦争で生き延びた従兄、私達の淡い恋親戚の叔父達は彼を連れて、東へと本当は私の家族も私も連れて東へと行きたったらしいけど‥‥戦争での大混乱、立場の事情 叔父や私の家族が心ならずも 敵に協力した罪で裁かれる可能性に 皆は絶望していたのだった。長い月日が過ぎても 私の愛しい従兄、従兄の行方は知れずに楽しかった日々 春にはイースター、夏には避暑地でのボート遊び同じ寄宿学校 冬にはアドベントの訪れとともにクリスマスのお菓子を準備して彼等が去り私の少女時代が過ぎ、私は恋人と結婚 子供が生まれ‥東ドイツは西より、規律が厳しく、生活も食料も必要なものも不足がちで配給制だともやつれて、病にでもなっていたら・・そうして、また月日が過ぎて、壁は崩壊 私にとっては世界は新しくなって孫の笑顔に癒される日々に‥或る時、偶然得たのは従兄からの文(ふみ)愛しい私の初恋よほんの偶然部屋にはクリスマスの音楽がレコードから奏でられてゆくもみの樹 クリスマスツリーの飾りが微かな音を立てる涙がそっと流れ落ちて‥深々とまた、アドベントの季節の中で雪が降っていた。作品登録 25.2.7 一部、初稿より改変
私は 愛してしまったのか この創りものの人の形をした人形に天才化学者として、人々に尊敬され恐れられた、この私が・・・・闇に浮かぶ青い星 その星を猊下に見下ろす宇宙ステーション我等の故郷の惑星は 遥か彼方実験室へのドアを開ければ青い星を模した、木々や緑の森の中へと私は足を踏み入れる。創られたといえ、美しい緑が私を包み込むそして、 その緑の奥にいた少女が私に気づく少女が私に向かい微笑んでこちらに駆けてく私を慕い、嬉し気にその小さな両手で抱き締める少女の身体から甘い薫りがしていた美しい少女の形をしたもの愛くるしい大きな瞳 風にそよぐ長いしなやかな金の髪柔らかで、しなやかな曲線を描く身体彼等の気が知れない..私と同じあの化学者ども星に住む猿どもから遺伝子を改良し、あろうことか、我々と同じ人間の形を創りあげたたしかに…その手腕は誉めてやろうだが 我々の人口が少々、減少した子供が、この数年生まれないその程度の問題で 創りものの人間の形をした猿どもとの間に 我々の子孫をつくるだと……だから 私はこれを創ったのださまざまな病と破壊的な性格を持ち合わせる子供達が産まれてくるだろう悪夢のような遺伝子を埋め込んだこの可愛らしく無邪気な少女に…生まれてくる子供達奴ら..他の科学者どもに気づかれぬように細工はした数世代ののちに表れるようにその遺伝子が広がるように 寿命はせいぜい30年位だろうか 老化も早くなる。 暴力的、破壊的人格を持った人間も多く表れるだろう仲間である同じ人間あるいはみずからを破壊してゆく為に…………………………………。あの時、なぜ、あの少女を創り出してしまったのだろうなぜ、私は、こんなにも深くあれを、実験体の少女愛してしまったのだろう私を慕う可愛らしい少女 見詰められ その瞳を逸らせなかった。認めるべきだったのだ…自分の気持ちに皮肉にも....移住して来た我々に 再び子供達が産まれてきたとあるウイルスが原因とわかり、その治療に成功したのでそして、彼等は計画を中止したのだ。全ては破棄された。そう...そのはずだった.....彼等にしてみれば...あの時の私、同様しょせん、,まがい者、偽物の子孫など....欲しくはなかったのだろう今はこの星の辺境の片隅で、破
そこは人の命が儚い日本の戦乱の時代やがて 覇者が現れて、ひとときの平和をもたらそうとした。そして、雪の舞う季節に…覇者たる信長公に異国のバテレテン、パーデレ(神父達)や商人の一行が、たち寄りしは…。信長公の支配下にありし、小国の領主の武士の館 舘から聞こえるはまだ聞いた事もない楽器にて奏でられたる異国の妙(たえ)なる音楽夢の中の天上にて迦陵頻迦(かりょうびんが)や乾闥婆(けんだつば)奏でる音楽のような夢心地、すぐ、そばには吉祥天 弁財天がいるが如く。※仏教に出てくる女神たち異国のまだ幼い面影の残る少女が奏でているリュートと呼ばれた楽器 奏でる少女の指先が止まる 。人々はうっとりして一瞬、静まりかえるが ……やがて 拍手の嵐…「いやはや、素晴らしいものだ」 一行の異国の商人の一人が口を開く 「この可愛い演奏者は我が姪っ子」「同じ商人である弟の娘南の国のマニラで生まれ、私と同じポルトガルの多くの同胞が定住して暮らす、マカオで育ちました者」「来年の春には 、海を越えて、本国のポルトガルに戻る事になっておりますが、美しい東洋を離れる前に、この桜の美しい国を見せたく、思いまして」「信長様は少女の演奏の腕枕をパーデレさま達より伝え聞いて」「事の他、興味を示されて城にて演奏を致します事になりました」少女は軽く会釈をして席を立ち別部屋へ領主の息子の一人彼は少女より少し歳上の少年、そっと席を立ち、少女の後を追いかけた。商人は話を続ける。「それから、 この箱は…これは、信長さまへの献上する贈り物でございます」すらすらと、淀みのない日本語を話す異国の商人細長い箱から 、現れたのは… 異国の剣金で出来た柄に美しい細工が施されたもの紅玉ルビー、緑柱石エメラルド瑠璃、ラピスラズリにトルコ石、中心にあるのは一際、際立ち大きな青き宝石のサファイアスラリと刀身を抜くと銀色にきらめいた刀のみ「刀は日本の名のある職人が 鍛えしものです、柄など金細工の宝玉などの他は、マカオに住む職人が造りあげました」「2年以上の歳月と大変な手間をかけて、日本の王にふさわしい献上品を造りました」誇らしげに話をする商人 別部屋の異国の少女は部屋の障子を開けて降り積もる雪を見ていた。「雪は好きか?」少年は少女に話かけた。うなずく少女 目の前には見目良い面立ちの少年が1人、
「大事な人質ゆえに、殺しはしません 」「さあ、 早く」こっそり隠された貢ぎ物の剣を渡されてうなづくと少女マリヤの手を取り逃げるが しかし 、すぐに気がつかれ 、追い手ともみ合いになる 。少女に向かい叫び 「逃げるのじや!」(※逃げろ)「早く!」 迷いながらも、少女は雪の中を走ってゆく 少年は刀を振るい敵を足止めした。 少年が持っていた貢ぎ物の剣が、包んでいた布からこぼれ落ち それを手に取った盗賊の一人はニヤリッと笑い 「凄いお宝じや!どれ試してみるか!」剣を後ろから振るそして 、刃が少年の身体を貫く少年の悲鳴!とどめの一撃を振り落とそうとした、その時に「若様!」舘から味方の武士達、形勢は逆転して 盗賊達は撃ち取られた!赤い血が雪を染めて 、少年は 倒れていた。「若様!若様!」暖かい部屋で布団に寝され、うっすらと目を開ける目を閉じればまた眠りに落ちそうだった。隣の部屋から、ひそひそと話し声…「今宵が峠・・」「出血が多すぎました 、それに内蔵に傷が…助かれば良いのですが」深い傷を負った少年はぼんやり廻りを見渡す 少女マリヤが少年を見て、ポタポタと涙を流す。 栗色の髪と青い瞳の少女泣いてる顔も愛らしいが 笑って微笑みを浮かべる顔が好きじゃな(※少女の笑顔が好きだ)ぼんやり考えるだから、そう泣くでないそう言いたかったが 言葉を発する力なくただ、微笑んで少女を見つめた。少女は…そっと近くに、顔を寄せて、少年の頬に…そして、唇に軽く唇を重ねた。ささやかに…互い気持を重ねている…代価に与えられしは……くちずけが一つ 雪の降る夜の出来事
舞台は中世のある地方都市時を知らせる修道院の鐘が鳴る鐘の音が響き渡る 街から少しばかり離れた山の街道街へと向かう街道をほんの少し離れて上に上がると街を見下ろす …その場所は野原や花畑があって大きな樹が一本眺めの良い素敵な場所がある。恋人達や子供達の憩いの場所優しい風が吹いて来る 遊びに来た恋人達や遊びに来た子供達を祝福するように…また春ともなれば小鳥が歌い樹の花が咲く貴方の為に花を降り咲かす花ビラはヒラヒラ…踊るように舞い落ちる…そして冬の日に彼女は樹の下に立ちつくしジッと誰かを待ってるようだった。初老の修道士は その美しい娘に明るく声をかけた。「エリシアナ」声をかけられて、神父に向かって「ブラザー」はにかみながら娘は微笑んだ。淡い銀色の髪と黄昏色の瞳をした美しい娘紅い頬をした憂いを帯びた紫色の瞳が彼を見つめている。彼女の様子にほんの少しため息つき、こう口を開く「もう今日は日がくれる」「先日、体調を崩して寝込んだばかりだろう、身体に触るから、そろそろ家に戻った方が良い」「風邪でもひいたら大変だよ、いやはや、そんなに何時間も後ろの道ばかり、振り返っていては…ロトの妻のように塩の固まりになってしまうよ」「ブラザー、神父さま」 はにかみながら娘は微笑んだ。淡い銀色の髪と黄昏色の瞳をした美しい娘紅い頬をした憂いを帯びた紫色の瞳が彼を見つめている。彼女の様子にほんの少しため息つき、口を開く「先日、体調を崩して寝込んだばかりだろう、身体に触る、そろそろ家に戻った方が良い」「また、風邪をひくから」「はい、ブラザー神父さま」娘は微笑んで答えるのだった。名残惜しげに彼女は樹を振り返りながら、街はずれの自分自身の家に戻る。修道士はため息一つ可哀想な娘だ十字軍に参加した幼なじみの黒髪の若者を待ってもう何年もああして、何年も待っている。一体 どうすれば良いものか…。しかも …低い身分の貴族で身体が弱いとはいえ、あの美貌身分の高い貴族や金持ちの商人が世話をしたいと何人も声がかかっているというそれからしばらくしての後に半年も立たぬ間に家の借財と歳の離れた弟の為に実家への援助と弟の出世将来への約束の為に都の高い身分の貴族のものとなりそして、一年後 ある夜、娘は血を吐いた。彼女は家に返され、静かに日
チャポーン チャポン、チャポン弾く、水の音が心地よい〜白い湯けむりも良い感じ!ああ、温泉は最高だな、気持ちよく、ほぐれて身体も心もほどけてゆく気分し・か・もしかもだ!なんと、なんと!なんと混浴、いわゆる野外、自然の中にある露天風呂なのだ あははははっ僕は幸せだ!素晴らしい、神さま、ありがとうございます天にも昇る気分!最高だ!綺麗なおね〜様たち、綺麗なスベスベの肌に眩しい胸の大きな膨らみとかだ!なんて素晴らしい考えるだけで楽園か天国!綺麗で可愛いおねー様とか熟女の魅力の奥様とか愛らしいお嬢様たちとの混浴‥のはずだったがだか、しかし何故かいるのは…多分、後、二十年以上若いかったら‥と思う老年の、多分、昔は美人だったはずのご年配方になぜか御猿さんとか‥山の露天風呂、ああ、最高の自然の中…あああー!何故なの〜〜!そんな!「いやあ~坊ちゃん可愛いのおお」「ふおふぉおお」「若い子の肌はスベスベ〜じやなあ!ギャハハ」「きいいきききき」おサルさん達が何か言っている‥(T_T)しくしく「あ、坊ちゃん、温泉卵とか日本酒はどうかの?」「いやあ、ダメじやよ、未成年にお酒はだめだよお きゃはは」ご年配の方がに愛されているかもしれない 僕がいる あううううう。
そう、思えば、血の海だった。いつも、いつも、いつも……。兵士として、果てしない戦争で戦う。そうして、今の身体は…自分の機械化した身体、ただ戦うための身体。エネルギー源は魔法の力を持つ輝く石、魔法石魔法の石の力で初級クラスの攻撃くらいは使う事も可能だ。機械化と魔法の石で強化された私の身体私の大事な愛する家族や恋人、友人達は敵国の者達に血の海に沈められた殺されてしまったそうして、跡形もない廃棄された廃墟の故郷の街だから、私は戦う。「私の愛した婚約者のマリアン、父さん、母さん…友人達、私の愛しい人達」過酷な戦争の中で、戦闘で私の頭の半分を吹き飛ばされて、記憶の多くは無くしてしまった。帰りたい、帰れないあの故郷には…もう何もない廃墟の故郷この戦いが終われば、休めるのだ永遠の眠りの安らぎを約束してもらった夢の中ならば、帰れる 幸せだった過去の時間、僅かな記憶の中にいる優しい愛する人たちが待つ処へだから戦う、最後の戦いを…もし途中で この身体が敵に砕かれたとしてもそれも運命この身体は涙を流す事も出来ない。 前線の小さなベースキャンプ地で私はまた、調整と修理をする。そうして、それから…「機械魔攻兵士c1247、.調整と修理は完了だ」「了解した」機械魔攻兵レイムスはまた剣と銃を手に取る。
暖炉の火がパチパチとはじけた 「暖かいね」「ええ」スキーを楽しみ、レンタルした小さな家で 暖炉の傍で恋人同士は会話している。 小さな近くにあるテーブルに置いてある小さな機械からは クリスマスソングの『きよしこの夜』の音楽が流れていたのだったアメリカ風にマシュマロを棒につけて暖炉の火であぶり口にする二人の恋人たち。 「甘いね」「うふふ、ねえ、他にもサンドイッチもあったわね 果実も」「お酒はワインにブランデーピーナッツバターとべーコン、レタス入りのトーストも…あるよ」彼は微笑して言う。 「知っているかい?『きよしこの夜』はイブ前日の夜に オーストリアの小さな教会で生まれたんだよ」 パイプオルガンがネズミにかじられて壊れた」「困った副司祭さまだったけど 生まれた子の祝福を頼まれて 夜にその子の家に‥ 闇色の星空 満天の星が彼を優しく包む」「彼は聖母マリアを思わせるような母子を祝福した後その夜空を詩にして、演奏者に詩をギターでも弾けるように作曲を依頼」「次の日、ギリギリできたのがサイレントナイト きよしこの夜 原題はシュライーレ・ナハト」「ココアにしようか、それとも珈琲か紅茶?」「ホット・オレンジもいいかも」 「ワインもある チーズもね」恋人たちはそんな会話を楽しそうに 暖炉の前でしていたのだった。
綺麗で華やかなクリスマスの飾り それにクリスマスツリー静かに外には雪が降り積もる。「あ、もうクリスマスツリーの傍にぶら下げていた靴下に何か入っている!」それは嬉しそうな声「頼んでいたクリスマスのプレゼント?プラモとか?好きなアニメの分?」「それとも、何か他かな?素敵なものだと良いな♪」小さな愛らしいお子様がそれはそれは嬉しそうに靴下を見て‥次には目を見開き、口元を歪ませた。口がパクパク、声が出ないようだ。「・・・・・・」青くなり、蒼白な顔の可愛らしい小さなお子様「あの」ようやく、少しだけ声を出す、お子様モコモコと靴下から出てきたのは小さな一つ目の小人、何故?「やあ、メンコィのおお(可愛い・・と言いたいかも?)でへでへ」嫌な感じの笑い顔、そんな笑顔を振りまくのだった。口から少しヨダレが(/ω\)イヤンな感じ他にも、靴下の中には酒に酔ったような叔父様な小人さんとかも出て来る「ジングルるううべええるうううう 鈴が鳴るううう」酔って謡っている小人「・・・・」小さな可愛いお子様は青い顔をして黙って‥その場に立ち尽くすのだったあああああああ、素敵過ぎるクリスマスの季節の中、クリスマスソングが素敵な感じで鳴り響く。
「僕の可愛い人、眠れる白雪姫さん、寝顔が今日も可愛いね」 宇宙飛行士の男が微笑む 愛しい恋人はコールドスリープ装置の中で 冷凍保存中 「愛しているよ、君が目覚めるのは百年と三日後の予定、移住する惑星まで百年か…」 コールドスリープ、未来のテクノロジー 亜空間移動、ワープ航法が出来る…前は 宇宙船が長い時間、数十年、数百年の歳月をかけて 移動しなくてはならなかった。 或いは未開の惑星で大きな怪我などで 宇宙船、または設備の整った医療機関に運ぶ前、一時的に 身体の治療をする為に身体を冷凍保存する事も 良く、使われたのは 移住する惑星への移動、数十年、数百年の歳月を かけて、多数の人達、動物などを 冷凍保存して、宇宙船で運ぶ。 一人のサイボーグ、半機械化された人物が 恋する人を、冷凍保存された恋人をまた眺めていた。 それは愛しく、切なく 「録音の君の歌声は最高だよ、もう1000回は聴いたかな?」 「早く君の歌がまた聞きたいよ」 サイボーグとなったのは宇宙飛行士 移民船、移民の宇宙船を操縦する為に 彼は半機械化してサイボーグとなった男 「まあ、君と同じく冷凍保存でも良かったけどね」 軽く装置、顔の部分にキス 「優秀な宇宙船の宇宙飛行士だから、仕方ないさ」 静かに深淵深き闇色と星達の輝きに包まれた宇宙空間 その中を宇宙船は飛び去ってゆく。
銀の髪をした美しい女性が歌を歌う彼女はシルリラ、バードと呼ばれる吟遊詩人激しい戦いの歌、切ない恋の歌、穏やかな失われた故郷の歌を…。「まだシルリラは待っているのか?」兵士の一人が呟く「ああ、死んだ事を受け入れずに 生きて戻るのを信じてる可哀そうに」「彼は 貴族の二男 美形で 本当に良い奴だった残念だ美しいシルリラと並ぶと まるで美しい絵のようだったあんなに互いを深く愛し合った二人なのに」シルリラは歌う「戦の嵐が吹き荒れる この大陸の覇者は一体誰? 果てない戦 いつか終わりが来る我らが主たちの勝利を祈り 信じて我らは戦う勝利の為に 愛する者たちの為に♪」リュートと歌の調べが終わり酒場には 拍手が起こるシルリラはそっと目立たぬように彼女は休憩の為に酒場の隅に座り食事を取っている。そこに「シルリラ いい歌だったよ」「アライア 有難う 嬉しいわ」「俺の兄の事は もう諦めた方がいい」「・・・・」悲しそうにうつむくシルリラ「俺も戦に出るギデオン様やイーサン様達の為にお役に立ちたくて」「ねえ、貴方も行くのね」「俺が無事に戻れたら・・俺との事を考えてくれないか シルリラ?」「アライア」「愛してるシルリア」「・・わからないわ でも・・貴方の事がとても心配よ 行って欲しくない戦に出なくても 幾らでもお役に立てるのじゃない?貴方の兄ハンソンもそうだったどうして私の大事な人は戦に行きたがるの?」「泣かないでくれ、すまない騎士として生まれ、この大事な時に自らの身や命を捧げるのは兄ハンソンも俺も同じだ」「考えてみるから、必ず帰ってきて」「約束する」その後の事である。アライアの行った戦地が激戦だと聞きシルリアは不安と悲しみで涙したのだった。そんな気持ちを押し殺して 吟遊詩人としてただ歌い続けている無事にアライア達がやがては…戻るって来ると信じて
再会の言葉‥「やあ元気そうで何より」「ふふ‥これからもよろしくね」思い切り顔をしかめて言ってやったのだった。「知るか!この馬鹿野郎おお」と怒鳴ってみました。数年前に直接、会う事もなく、ネットのゲームで知り合い パーテイを組んでそれから・・日常と非日常の世界の境目でゲーム世界の冒険を看破してリアルで会って驚いた。小学校で同級生だった秋里、秋里 翼ネットで知りあったのは同級生!同じ学校の同級生だった!「元気に会社員してるのか、子供時代はあんなに可愛かったのに」彼女の言葉に「悪かったな、おじさんになって‥どれだけの指月がすぎたと思っているだよ」俺は答えた。「あははっ、そうだね、本当に久しぶりだ」「また、ネットゲームしようよ、一緒にレベルアップしょう、それから新しいネットゲームもあったら」そんな彼女の言葉に笑顔にそう、屈託のない彼女の笑顔懐かしい学生時代の彼女の顔、笑顔と重なる俺の頬が何故だか少し赤くなって、横を向いたままぶっきらぼうに答えたのだった。「ああ、お前に付き合ってやる」「わぁーい、ファンタジー系が良いかな?それとも未来宇宙系?それとも…?」数年後に気がつけば、結婚式捕まえたのは彼女か俺か?とにかく、彼女の笑顔はいつもお日様のように素敵だった…料理はイマイチ、俺の担当
昔の頃のただの小話・・悲しい哀れな小話あらゆる国で起きた悲劇の歴史の一つなのかも知れない。例えばスルタンの後宮拐われた者、戦争や略奪で連れ去れた者奴隷市場で売られた哀れな女たち明日をも知れぬ異国のハーレムに連れて来られた娘達は売られて奴隷となった娘達のささやかな、僅かなわずかの望み・・そうして、女たちは僅かな希望の糸をたぐろうと教えられた占いで明日のおのれの姿を映し出すコーヒー占いコーヒー占い・・占いに映したされたのは幸運を得た自分か哀れな自分か?滴の後先で、占うたわいのない遊びに耽る・・主の気まぐれで明日はどうなるか分からない我が身・・あるいは、主の妻に疎まれ、何処で殺される事も主あるかも知れない奴隷として売られて来た我が身の嘆き古里も家族も友にも会う事なく、戻る事さえ許されずに奴隷としての哀れな女の一生を終えるのみわずかな希望そう、僅かばかりのわずかな、女達のそれは、ささやかな望みは何なのか・・明日の我が身はどうしている事だろうか・・時に嘆き、時に思わぬ幸運に恵まれる者次のスルタン、皇帝の子供、スルタンの母に富と疎まれ殺される者暗い場所に送られ嘆き歌を歌う者海に沈められた罪人とされた者たち明日の行方など誰が知る?明日の行方それは今も大昔も変わらず人は時に流され生きるのみ
ザァザァと降りしきる雨、雨、重い濃灰色の空灰色の雨降りの空、街行く人達を眺めながら喫茶店で…あの人を待つ分かっている、理解している、あの人は来ない来るはずもない事などでも…でも、私は…私は…待っている。いつものコーヒーにチーズケーキを注文していつも通りに…あの人を待つの。………………分かっているわ でも待っているの待っている 待っている‥あの人は来ないけど待ち合わせだ場所だった喫茶店 いつも通りのコーヒーにケーキを注文する外の風景 窓辺の風景は雨が降って 道行く人が色とりどりの傘を差して 雨に濡れる花のようにも見えたあの人は来ない‥ 昔は遅刻の常習犯の彼がお詫びにおごってくれるの常だったのだけど太陽みたいに明るく朗らかな彼の笑顔いつも、私はつい、つい、簡単に許して上げるのだけど‥雨降りのある日、子供を庇ってトラックが彼を‥だから‥もうあの人は来れない雨降りのこの喫茶店 思い出記憶の中では いつも楽しそうに笑う彼の姿が目に浮かぶ 思い出ばかり あの人の姿は記憶のまま 年を取ることもなく やがて薄れてゆくのかな そんなことさえ考えるああ、降りしきる雨音の中で、雨降りの喫茶店の中で私はまた来ない人を待つのそうして、まだ、ずっと雨はやみそうにない